パパにわかってほしい!産後の辛い体での新生児育児。
出産は大きな交通事故にあったと同じぐらいのダメージがあると言われていますが、産後1週間弱で退院するママは、毎日朝も夜もなく泣いたり起きたりの赤ちゃんとの生活が容赦無く待っています。
ママはいろんなところにダメージを受けた体で慣れない育児に奮闘しなければなりません。
わたしは里帰りをしなかったので、産後2週間ほど実母に家に泊まり込んでもらいましたが、それができない家庭もあります。
そんな家庭でなくても、産後はパパの助けが必須なのです!
産後の体はこんなにしんどいってことをパパさん達に理解してもらいたいのと、こうしてもらえたら助かると思うことをまとめてみました。
パパにわかってほしい。産後の体はこんなに辛い!
とにかく眠たい
新生児は昼夜の感覚がなく寝たり泣いたりするので、長くても3時間連続ぐらいでしか寝てくれません。
中には赤ちゃんが30分おきに泣くので、一日中だっこしたまま・・なんてことも。
ママも翌日仕事があるパパが寝る時間になると寝室に行ってしまうのはもちろん理解はしていますが、その後は泣きじゃくる赤ちゃんを抱っこしながら何時間も一人で子供をあやしていることもあります。
昼間に運良く赤ちゃんがお昼寝をしてくれると一緒に横になることはできますが、家事などをしているとそこまでの時間はなかなかとることができません。
とにかく新生児育児は、一日中眠たいのです。
股が痛いのでまともに座れない
自然分娩での出産のママは、だいたいが出産時に会陰切開をしています。
なので産後一番痛い箇所はどこ?と聞かれると、だいたいのママが「股が死亡してる」とかって答えます。笑
円座クッションやふわふわのソファーの上でしか、まともに座ることもできないのです。
この状態は短くても最低1週間ぐらいは続きます。
帝王切開だったママだと1ヶ月ぐらいお腹が痛いのだとか。
家事はおろか、ちょっと床に落ちたものを拾ったり、赤ちゃんを長時間抱っこすることだけでも一苦労なのです。
わたしは股が痛いせいで、一気に50歳ぐらい歳をとったおばあちゃんになったような感覚でした。
一日中おっぱいをあげるだけで終わる
一般に新生児の授乳は3時間おきにするように言われています。
赤ちゃんが泣きじゃくっていたりするとその間隔はもっと短くなります。
え、3時間おきなんだったらその間の時間暇じゃね?と思ったパパさん。大間違いです。
まず授乳には両方のお乳をあげるのに20分ぐらいかかります。
その後げっぷをさせたり、寝かしつけるためにだっこしていたりすると、1回の授乳に1時間ぐらいかかったりします。
その間の時間で家事などをこなすと思うと、ほぼママのフリータイムはありません。
しかもうちの息子は新生児の時、おっぱいをくわえるのが苦手で、片方のお乳をくわえるまでだけで15分とかかかったりしていました。
新生児の授乳は、「一日中おっぱい出してて、ほぼ裸状態」がよい表現かもしれません。
できれば横になっていたい
赤ちゃんはママがないと生きていけないので容赦なく泣きますし、意思疎通もできません。
産後のダメージは目に見えないですし、それを赤ちゃんに伝えたところで伝わるわけがありません。
世の中のパパさんにわかってほしい。産後の体は、本当に辛いんです。
昔は産後1ヶ月後が「床上げ」で、それまでは布団を敷きっぱなしにして横になっているべきといういわれがあるように、本当に1ヶ月ぐらいは横になっていたいというのが産後ママの正直な気持ちです。
2人目以降の上の子の保育園幼稚園送迎問題
うちの旦那は毎日帰りが遅く、(早くて夜20時ぐらい。平均21時は回るしもっと遅い日もあります)ほぼワンオペ状態です。
育休中は保育園は9時から17時までしか預かってもらえない短時間保育になりますので、パパが送迎することは不可能なのです。
それを前提で一番辛かったことを振り返りたいと思います。
生後間もない赤ちゃんを連れての送迎の辛さ
里帰りや実家の助けがないママで上の子がいる場合、一番問題になるのは上の子の送迎問題です。
うちの場合は実母が来てくれていたので、上の子の送迎をお願いしていました。
ですが、ママの愛情を奪われてた気持ちにでもなったのか、上の子がすぐに情緒不安定に。
保育園の送迎どころか、お風呂や寝かしつけも「ママしか嫌!」の状態になってしまいました。
仕方なく下の子は母に自宅で見ていてもらい、産後2週間のズタボロの体で歩いて上の子を毎日送迎する羽目になりました。
せめてパパっ子に育てておくべきだったかな、と非常に後悔しました。
産後1ヶ月は自転車も乗れない、抱っこ紐も使えない
うちの場合は保育園までは自転車では5分弱なのですが、子供の足で歩くと片道15分ぐらいかかってしまう場所にあります。
産後はお股が死亡しているので、もちろん自転車には乗れません。
がんばって1ヶ月後ぐらいに乗ってみましたが、けっこう痛かったですが近距離なら乗れるかなというレベルです。
母は退院後2週間弱で帰ってしまったので、わたしは産後3週間目から下の子をベビーカーにのながら上の子の手を引いて往復30分ほどの保育園送迎をしていました。
もうこんなしんどい思いをしてまで保育園に行かせなくてもいいかなと思う日もありましたが、往復30分の辛さと1日中二人の子供を家で見る辛さを天秤にかけると、圧倒的に後者の方が優っていたので重い体で毎日の送迎をがんばりました・・。
しかも生後1ヶ月はだっこひもが使えません。
ベビーカーも種類によっては首がすわってからというものが多いので、上の子を抱っこ紐もなしで抱えて行かなくてはいけません。
わたしは幸いにも産後すぐから使えるベビーカーを使用していたので、下の子はベビーカーに入れて送迎することができました。
雨の日は最悪
一番辛いのは雨の日です。
抱っこ紐も使えない新生児を抱えながら、自分は傘をさして、上の子の手を引いて保育園に送迎することは不可能です。
なので天気予報は本当にこまめにチェックしていました。
小雨程度ならがんばって連れて行きますが、大雨の日はさすがに外に出れなかったので、保育園を休ませていました。
そうすると待っているのは、産後ダメージを受けた辛い体での一日中ワンオペ状態での2人育児。
本当にパパ早く帰ってこないかなあと一日中願っていました。
せめて1ヶ月は安静にしていたい
そんなこんなで産後2週間から保育園送迎で外に出歩いていたからか、わたし股の付け根(恥骨のあたり?)にずっと違和感があって、治りも遅かったと思います。
生後2ヶ月経ってやっと早歩きができるかな、というレベルでした。
せめて産後1ヶ月の間は、パパが仕事の調整をするなどして送迎をしてあげてほしいなと思います。
ホルモンの影響?パパにイライラする問題
生理的に受け付けない
1人目のときはそうでもなかったのですが、産後パパのことがなぜか生理的に受け付けられなくなってしまいました。
自分のこともちろん触って欲しくないし、会話もしたくないし、子供の抱っこですらもさせたくなかったです。
理由としては、おそらく辛い思いをして産んだのはわたしなのに、二人の子なのになんで毎日こんなにしんどいワンオペなの!という不満が募ってかなと思いますが、よくよく調べると産後のホルモンの変化による影響もあるそうです。
同じぐらいの時期に出産したtwitterのフォロワーさんたちも、同じようなことをずっとツイートしていました。笑
何をしていても自分の方がしんどいのに、と思ってしまう
パパの仕事もしんどいのはわかりますが、家に帰って来てからダラダラしてソファで寝てしまう、なんて姿を見た日には本当にイライラMAXでした。
確かに今は仕事をしてなくて一日中家にいるけれど、貴重な時間を使ってご飯を作ったり洗濯したり家事もこないしているのに、とにかく体が辛いの理解してよ!と思っていました。
パパより実母の方が100倍役に立つ現実
産後一番ありがたかったのは母の存在でした。
だって家事も育児も自分より高いレベルでこなしてくれるんですよ!しかも無償で!
うちの母は赤ちゃんが泣いたらすぐだっこしてくれましたし、わたしができるだけ横になったり動かなくていいように働いてくれました。
対照的にパパは、仕事から疲れて帰って来て、自分のことしか考えることができません。
家に帰って来ても可愛い子供をあやすだけで、「抱っこしとくから横になっときなよ〜」なんて母みたいなことは言ってくれません。
なんで男の人はこうなんだろうと思いました・・。
パパに助けてほしい!切実なお願い。
「ありがとう」「お疲れ様」の言葉がほしい
男の人には、産後の辛さは一生わからないと思います。
だけど簡単にできて、ママが少しでも報われたなあと思う瞬間はやっぱり「ありがとう」とか「お疲れ様」の一言です。
これがあるかないかで今後の夫婦関係が大いにに変わってくると思います。
パパは仕事でしんどい思いをしているかもしれませんが、代わりの人はいくらでもいます。
働いている時間だって、1日のうち長くても12時間ぐらいでしょう?
ママは自分の赤ちゃんの育児という、自分にしかできない仕事をがんばっているのです。しかも24時間です。
たまには労いの言葉がほしいものです。
ママに頼まれたことは100%実行する
少しでも家事を手伝って欲しいなと思っていたわたしは、旦那さんに毎日のゴミ捨てと洗濯物を干すことだけはお願いしていました。
たった2つだけですよ?
でも残念ながら毎日完璧にしてくれる日はありませんでした。
ゴミ捨ては比較的頑張ってくれていましたが、寝坊した日は漏れていたりしました。
慌てていたのかゴミは捨ててくれているけど、ゴミ箱に袋がセットされていない日は多々あります。笑
マンションの下に出しに行くだけとはいえ、新生児を抱っこしながらゴミ捨てに行くのは結構しんどいんですよ・・。
あと洗濯物ですが、ちゃんとやってくれたのは最初の2日だけでした。
そのあとは自然とわたしの仕事になっていました。
なんでこんな人が自分の旦那さんなんだろうと、本当に残念な気持ちになりました。
週二日の休みのうち、3時間だけママに自由時間をあげる
産後のママが一番欲しいものは何でしょうか。
おそらく「自由時間」と「睡眠」だと思います。
意思疎通の取れない赤ちゃんと24時間一緒にいると、自分の思う通りにやりたいことができるなんてほんの数分だけです。
カフェインレスのコーヒーが一杯だけ飲めたらいい方です。
なので、週2日48時間休みがあるなら、せめて3時間だけでいいので子供の面倒を一人でみてあげてください。
ママは近くのスーパーやコンビニに一人でいくだけでもリフレッシュになります。
マッサージに行かせてあげたりなんかすると、パパの子を産んでよかったなあと思ってもらえるはずです。
3時間だけなら授乳もせずに、赤ちゃんは泣いたらとりあえず抱っこするだけで大丈夫です。
何より毎日早く帰る
産後わたしが一番辛かったのは、子供2人のお風呂と寝かしつけでした。
お風呂は自分の体なんて洗う時間ほぼなかったです。
いうことを聞かないイヤイヤ期の3歳児と何もできない新生児を、風邪ひかさないためにササッと入れてしまうので、自分のことは全部後回し。
お風呂からあがったとは、自分はバスタオルを巻いた裸の状態で2人の子供のパジャマを着せたり髪を乾かしたりしていました。
寝かしつけは、2人同時にることは不可能だったので、どちらかを先に寝かせてからもう一人・・という感じなので、うまく行っても1時間ぐらいはかかります。
せめてパパがいればなあ・・って毎日思ってました。
パパがいれば、お風呂から上がった子供たちの体を拭いたり服を着せてもらったり、自分がちょっとゆっくり湯船に浸かったりすることができます。
寝かしつけも1人はパパにお願いすることができます。
わたしはほぼ毎日朝起きてから寝るまで、全部一人でやっていました。
もちろんパパへの不満が募ったのはいうまでもありません。
いかがでしたか?
ここに書いたのは、パパにできるほんの一部ですが、一番わたしが辛かったことを中心に書いてみました。
ぜひかわいい我が子を産んでくれたママに感謝するとともに、辛い体でがんばっているママを助けてあげてください!
わたしからの切実なお願いです。